こんにちは。
猛暑だった今年の夏ももう終わり。秋雨前線が活発になってきましたね。
さて、令和初の夏の思い出は、元「東大王」のクイズ王、伊沢拓司さんの講演会に
親子で参加できたこと。
私は、その人が発するオーラを直に感じるということを大切にしているので、
セミナーや講演会に参加するために、度々、東京や大阪に出かけたりします。
それが、ここ富山で、直に“今が旬”の方のお話を、しかも親子で聞けるという貴重な機会に
遭遇することができたのです。
開催された富山国際会議場は自由席ということもあり、伊沢さんを少しでも間近で見ようと
1時間前から長蛇の列。もちろん会場は約800名の親子で埋め尽くされました。
元東大王の伊沢さん、どんなに優秀な子供時代だったのかと思いがちですが、
小学校まではクイズとは無縁の、サッカー選手を夢見る普通の小学生だったとのこと。
しかし、小学5年生の時に意外にサッカーが上手でなかった…ということに気づいてしまったそうです。
そして通っていた塾でライバルと出会い、そこから持ち前の負けず嫌いに火が付き、開成中学へ進学。
そして、クイズ部へ入部したことがきっかけで、高校生になっても、勉強はそっちのけで、
クイズ漬けの毎日を送っていたそうです。
「全国高等学校クイズ選手権」2連覇という偉業を成し遂げた後、ようやく大学受験に向け勉強に励み、東大へ。
彼は今、東京大学大学院を中退し、大好きなクイズを広めたいと会社を立ち上げ、クイズ番組に出演したり、
動画を配信したりされています。
そんな伊沢さんからの子供たちへ向けたメッセージは、「未来への可能性はいろんなところにある。
自分の可能性を自身で絞るのではなく、今、楽しいと思えることを全力でやってみる。それが、これからの自分の原動力になる。“楽しい”という気持ちを大切にして、勉強や遊びに全力で頑張って欲しい」というものでした。
大好きなクイズを仕事にしている伊沢さんの思いがたくさん詰まったメッセージは子供に限らず、大人の私たちにも刺さる熱いものでした。
ともすれば、大人の私たちは年齢のせいにしたり、今の生活を優先してしまいがちで、自分で自分の可能性を制限してしまっています。
そんな大人の姿を見て育つ、子供たちは、大人になることはつまらないことと、未来に夢を持つことができない
子供が多いのかもしれません。
好きなこと、楽しいことに全力投球。改めて、親子共々、日頃の自分の在り方を
考えさせられた貴重な時間になりました。